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オリジナル・二次創作小説や、好きな本の感想を綴るブログです。

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頂き物 イラスト 「桜涙」 朱里 

ツイッターでお話させて頂いてる方々が、桜涙の絵を描いて下さいました!
掲載許可を頂いたので載せます♪

 雪ちゃん(@saku028)が描いて下さった朱里です。
朱里  朱里2

↓ 感想とおまけ小話


 見た時、一枚目は「春の微睡み」、二枚目は「闇に沈む」、だと思いました。加工次第でこうも変わるのですね……。
 瞳を閉じて揺蕩う朱里。柔らかな黄色の色合いが、菜の花や黄色い蝶々を思わせて、一瞬で「春」だ……! と。暖かな空気の中、すやすやと微睡んで。そんな穏やかさに包まれて、きっと竜城と藍里がそばにいるんだろうな……と思いました。そして寝顔を観察されているのです、きっと♪(と思って140字SSで書きましたw)
 二枚目は、ゆっくりと闇に落ちていく朱里。このまま落ちていけばきっと、彼女は死ぬ事に何の抵抗もなかったでしょうね。竜城や、藍里の声の届かぬ深淵に落ちて、落ちて……戻れなくなって。それでも朱里は、安らぎを得たのでしょう。何にも煩わされぬ、何にも傷つけられぬ、そんな世界の中で。
 雪ちゃん、素敵な絵をありがとうございました!

おまけ小話

(覚えてる……)
 緩やかに手足を縛る黒い闇。落ちていく。……引きずり込まれる。
(どうして……私)
 還ったはずだ。あの世界に。竜城や藍里がいる、現実の世界に。
 それとも、あれは夢だったのだろうか……。ああ、そうだ。こんな能力を持つ自分が、受け入れられるはずもない。
 捨てきれない望みが、願いが作り出した、……朱里が夢に見た世界だったのだ。
 ここは、朱里にふさわしい暗闇。何者にも縛られない、ただ「終わり」を待つ為だけの場所。
「さよなら……」
 瞳を開けてさえ何も見えぬ暗闇に、そっと別れの言葉を呟いて、朱里はゆっくりと瞳を閉じた。
 揺蕩う体は、だんだん重くなっていく。……そこに、ふと、声が飛び込んできた。
「……何やってんだ、藍里」
「朱里ちゃんにプレゼント!」
 髪に触れる、指先の感触。のろのろと瞳を開けると、そこにはいつかも見た、極彩色の世界があった。
「竜城……藍里……?」
 見える世界には、朱里しかいないのに。朱里のすぐ傍で話しているかのような声が、空間に響く。
「それ、完璧お前の趣味じゃん。っつーか朱里には子供っぽすぎ」
「……暗に私が子供っぽいって言ってない?」
「気のせいだ」
「竜城ちゃんっ!」
 藍里をからかう、竜城の声と。からかわれて怒る、藍里の声。そして。
「おーい、朱里。藍里が悪戯する気満々だぞー?」
「悪戯じゃないよっ、シュシュつけようとしただけだもん! 朱里ちゃん、絶対似合うよー♪」
 朱里に向けられる、声。
「……けどま、こんなに気持ちがいいんじゃ、寝たくもなるよな」
「お日様ポカポカ、だもんね。……何か私も、眠くなってきちゃった……」
「……俺も……」
 ふわぁ、と二つのあくびが聞こえて。両隣に、微かに転がる気配と温もり。
「おやすみ、朱里」
「おやすみ、朱里ちゃん」
 二人の声が、温かくて。朱里は再び、微睡みに身を任せた。

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