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オリジナル・二次創作小説や、好きな本の感想を綴るブログです。

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140字log 【捧げ物・ヨナ】 03

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※Twitterでは好き勝手に書いてますので、未来設定・現パロもあります。
閲覧の際はご注意下さい。
○捧げ物に関しては、皆様が書かれた絵から派生したものです。

・【指越しキス】 Mikiさんへ
・【意識】 Mikiさんへ
・【笑顔を見ていたい】 茉莉さんへ
・【硝子越し ハクVer】 Mikiさんへ
・【硝子越し ヨナVer】 Mikiさんへ
・【穏やかな鼓動】 Mikiさんへ
・【ハクの葛藤】 Mikiさんへ 
・【続・ハクの葛藤】 Mikiさんへ
・【続・ハクの葛藤 Ver.2】 Mikiさんへ

【指越しキス】 Mikiさんへ

 大きな手が唇を塞ぐ。
「耳に意識を集中するんです。姫さん、目、閉じて下さい」
 言われるがままに瞳を閉じる。気配を感じ取る訓練だ。
 いつも傍にある温もりが近付いたような気がしたけれど。
 指越しに口づけられたとは気付かぬまま、ヨナはその瞳を開けた。

 素直に瞳を閉じる姫に、顔を寄せる。
(姫さん……)
 教える事で、彼女はもっと強くなる。ハクの手を必要としなくなる場も増えるだろう。
 それでも、姫が望むなら……。
 気配を完全に消してしまえば、彼女には解らないだろう事を良い事に。
 ハクはその指越しに、口づけた。

「ハク……?」
 手をどけると同時に、ヨナの瞳がそっと開く。
「気配消したでしょう?」
「お。それは解ったんですね」
「もう! それじゃ訓練にならないわよ!」
 むくれるヨナを、ハクは優しい瞳で見つめていた。
 出来れば、彼女が生死の境に飛び込むような事がないようにと願いながら。

【意識】 Mikiさんへ

「外套が乾くまで着てて下さい」
 渡されたのは、ハクの上着。
(大きい……)
 背丈も、体格も違うのだから当然なのだけれど。
(ハクの温もりが、まだ残ってる……)
 まるでハクの存在そのものが、ヨナを包んでいるかのように。
 そう意識した途端、胸が騒ぎ出した。
 速くなる鼓動は体中に血を運び、頬が熱くなってくる。
(ど、どうして……?)
 だって、ハクなのに。幼馴染みで、従者で、そして――おとこの、ひと。
(~~~っ!)
 辿り着いてはいけない答えが思考を掠め、思わず両手で顔を隠した。

【笑顔を見ていたい】 茉莉さんへ

 隣でハクが、笑った。
(あ)
 胸が温かくなる。とても、幸せな気分になる。
(ハクの笑顔、すき)
『ヨナはあいつの事、好きなのか?』
 突然カルガンの言葉を思いだして、頬が熱くなる。
(ハクの事は好きよ!? でも……っ!)
 浮かぶ言葉を打ち消すように、頭を振った。

【硝子越し ハクVer】 Mikiさんへ

(姫さん……)
 彼女の頬を伝う涙。もう、その涙を拭う事も、抱き寄せてやる事も、出来ない。
 何もかも全て、この透明な硝子が阻む。
 指先を握り込む代わりに、硝子越しに手を合わせる。
 涙に濡れた瞳がそっと伏せられて、触れる事のない唇を重ね合わせた。

【硝子越し ヨナVer】 Mikiさんへ

(ハク……)
 手を伸ばしても、触れられない。こんなにはっきり彼の姿が見えているのに、透明な硝子が触れ合う事を許してくれない。
 彼の手が、硝子越しに重ねられた。
(お願い、せめて……)
 これが最後だというのなら、触れる事の無かった口づけを――――。

【穏やかな鼓動】 Mikiさんへ

「……どうしました?」
「……何でも、無いの」
 ただ……本当にただ、ハクが傍にいる事を感じたかっただけ。
 無言のまま、優しく髪を撫でる手が、愛おしく感じる。そして。
 ……耳に柔らかく届く、ハクの規則正しい鼓動が、ヨナの頬に朱を散らせた。
「姫さん、眠いですか?」
「……どうして?」
「いや、何か温かいんで。姫さんはコドモ体温ですし」
「……子供扱いしないで」
「ははっ」
 こんな風に、優しい仕草で抱き寄せられたら、体温が上がるのも当然でしょう?

【ハクの葛藤】 Mikiさんへ 
『ハクは私の事嫌いなの……?』

(何がどうしてそうなった、確かにその鈍さには参るけどどーせ言っても無駄だし、いっそ今すぐ抱き締めて口づけてついでに押し倒してやろうかとか思わなくもねぇが、確実に避けられてかなり面倒な事になるしとりあえず)
「……そんな訳無いでしょう」

【続・ハクの葛藤】 Mikiさんへ
『……そんな訳無いでしょう』
『良かった。私も好きよ、ハクの事』

(どういう意味だそれは、いや待て姫さんの事だ絶対従者としてとか幼馴染みとしてとかそんな答えしか返ってこない、期待するな期待するだけ無駄だ、っつーか何だよその笑顔反則だろ襲うぞマジで、いや無理だけど!)
「……ありがとーございます」

【続・ハクの葛藤 Ver.2】 Mikiさんへ

『……そんな訳無いでしょう』
『良かった。私も好きよ、ハクの事』

「なら、いいですよね?」
「え?」
 手を伸ばし、肩を抱いて引き寄せる。訳が解らぬまま見上げてくるその瞳を閉ざすように口づけて、頬を撫でた。
「ハ、ク……?」
「俺がどんな想いでいるか、思い知ればいい」
 告げたと同時、呼吸が出来ぬくらいに思い切り強く抱き締めて、その体の温もりを感じた。
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