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オリジナル・二次創作小説や、好きな本の感想を綴るブログです。

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雨の弓 小話 【ケーキ作り】

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突発的&勝手にお祝いSSです。
ただケーキ作ってるだけ(笑)


「ユミっ、それは上に乗せる分だから溶かしちゃダメ!」
「え……っ」

 レインが部屋に入った途端、聞こえたコーリの声とユミの慌てた声。どうしたんだ? とキッチンを覗き込めば、「セーフ……」と安堵の溜息をつく、二人の少女の姿があった。

「何やってんだ?」
「あ、レインちょうど良かった。はいこれ!」
「はいこれ、って何だこれ?」

 手渡されたのはボウルに入った白い液体。ついでに泡立て器も渡されて、レインは首を傾げた。

「生クリームよ? よーく泡立ててね。私はイチゴ切っちゃうから」

 何が何だか解らないけれど、とりあえず逆らわずに、がしゃがしゃと泡立て器を動かし始めながら、キッチンを見渡してみる。
 コーリの手で切られている真っ赤なイチゴ、湯煎を使いながらチョコを溶かしているユミ、そして冷たい氷水を張ったボウルの上で、レインが泡立てている生クリーム。これだけ条件が揃えば、レインでも彼女達が何を作っているかは予想がついた。

「何で急にケーキ作り?」
「お世話になっている人にあげようと思ってね。以前、チョコケーキを頂いたし」
「ほら、レインも食べたでしょ? 上にフルーツが乗ってたチョコレートケーキ!」
「ああ、あれか」

 いつの間にか届いていたチョコレートケーキ。美味しく頂いたが、レインはその出所を知らない。どうやらコーリとユミは知っているようだが。

「で、お返しにケーキ?」
「そ。ほらほら、そんなのんびりしてたんじゃいつまで経っても泡立たないわよっ」

 話している間も全然手を休めないコーリに指摘され、レインはまたガシャガシャと泡立て器を動かし始めた。
 スポンジの粗熱がとれた頃にユミが溶かしたチョコレートを生クリームはちょうどいいぐらいまで泡立てられ、少女二人は楽しそうにデコレーションをしていく。
 2枚に切ったスポンジの切り口にシロップを塗り、切ったイチゴを並べて、生クリームを塗る。もう一枚のスポンジを上に乗せて、コーリが全体に生クリームをコーティング。ユミは溶かさずに済んだ白い板状のチョコに、「Happy Birthday!」の文字を筆記体で書いている。
 クリームを絞り出していくコーリを追いかけるように、切らずにヘタだけを取ったイチゴをユミが飾り付けて、イチゴのショートケーキが完成した。

「完成!」
「じゃ、箱に入れてお届けに行きましょうか」
「……で、結局誰のところに行くんだ?」

 ここでは内緒♪ とコーリとユミに言われ、相手が誰かという好奇心に勝てずに同行を申し出たレインだった。

雨の弓 目次


 ※後書き(になっていない後書き。反転してます)
 相互リンクさせていただいている「F/フェオ」の朔夜さんのお誕生日が昨日でした。
 一日遅れとなってしまいましたが、勝手にお祝いSSを書きたくなったので……。
 お誕生日とサイト開設記念日、おめでとうございました!
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