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11/09 蔓梅擬 「強運」

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拍手SSの再掲です。

11/09 蔓梅擬 「強運」
図書館戦争 郁+柴崎



「考えてみれば、あんたも強運よねぇ」

 いつもの行きつけのケーキ屋で、チーズケーキの端をフォークで刺しながら、柴崎が感心したように笑う。

「何がよ?」

 ショートケーキの苺を突きながら、柴崎に訊ね返す。

「昇任試験とか。実技が向いてたから受かったようなものだし?」
「う」

 ギリギリ受かった昇任筆記試験。これで実技が内勤の仕事だったりしたら、士長にはなれなかった(かもしれない)。

「当麻先生を乗せてたとは言え、事故らずに大阪に行けたし」
「ちょ、そこまであたしの運転、酷いと思われてたわけ!?」
「思われてないと思ってたわけ?」

 あたし本気で高速の事故情報チェックしてたんだから、と柴崎が告げると、郁の体がしゅんと小さくなる。

「それで無事に当麻先生を送り届けて、良化隊まで引き付けて、帰ってきて」
「だってそれが任務だったし」
「帰って来たら来たで、ちゃっかり王子様ゲットしてるし~?」

 ぶふっ、と郁が飲んでいたコーヒーを勢いよく吹き出した。

「そもそも、どーして書店員さんがあんた達を恋人だと勘違いしたのかしらー?」

 ニヤニヤでもない、純粋な「にっこり」に、郁は自分の行動を思い出し、そして思いっきり赤面した。

「え、ちょっと何よその反応」

 柴崎の予想では、普段の行動でも充分甘い恋人のようにも見えた二人だ。どうせ頭を撫でたり、そんな程度だろうと思って、いたのだが。

「何でもないっ! 何もしてないっ!」
「って事は何かしでかしたわけね」
「……っ!」

(ホント、可愛いったら)

 自分にはないものを持っている彼女を、まるで眩しいものでも見るかのような視線で柴崎が見ていたことを、郁は知らない。


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