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拍手SS 執事様のお気に入り 「雪の庭で」

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拍手SSの再掲です。

1月 携帯用SS
執事様のお気に入り 伯王×良(庵視点)



「えいっ!」
「おっ、氷村嬢やるなぁ!」
「ずるいぞ良ばっかり! 俺もやるー! 隼斗、教えろ!」
「姿が見えないと思ったら……」
「白熱してるよね、あれ」

 伯王と庵が窓から見下ろす庭には、コートを着た三人の人間。長い髪を靡かせて、体全体を使って雪玉を投げる良。隣でせっせと雪玉を作る隼斗と理皇。雪玉を投げる先には、どこから引っ張り出してきたのか弓道で使うような的。
 点数でも付けているのかと僅かに身を乗り出した伯王に気付いた良が、ぶんぶんと右手を大きく振った。

「あっ、伯王ー! 一緒にやろー!」

 が、伯王にはその言葉よりも、寒そうな首筋に目が行った。

「こら氷村っ! 外は寒いからマフラーしとけって言っただろっ」

 せめてタートルネックでも着ているのならそこまで心配はしない。の、だけれど。

「え? あー、いーよ大丈夫ー! 動いて暑いくらいだしー! あれ? 伯王?」

 確認するように俯いた良が再び窓を見上げた時には、伯王の姿はなく。苦笑する庵の姿があるきりだった。

 やがて良の隣には伯王が並び、その手に持ったマフラーを、彼女の首にぐるぐると巻き付けて。「風邪引くだろ!」と叱る声と、「大丈夫だよー」と呑気に答える声を聞きながら、庵は思った。

(付き合ってても変わらないね、あの二人は)

 付き合う前からこんな感じだったから、違和感がないのは当たり前かもしれない。が、あまりに違和感がなさ過ぎて、二人が付き合っているという実感もあまりないのも困りものだ。
 伯王は自ら大変な道を選んだ。それをサポートするのは庵と隼斗の役目だ。

「庵ー! お前も来いよ、若がご所望だ!」
「はいはい」

 マフラーを首に巻き付けて、雪合戦をするために庵は部屋を出た。


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