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オリジナル・二次創作小説や、好きな本の感想を綴るブログです。

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拍手SS LOVE SO LIFE 「キツネの画像」

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拍手SSの再掲です。

10月 携帯用SS
LOVE SO LIFE 直×詩春


 修学旅行から帰ってきて、ひまわりの家で顔を合わせている内にすっかり忘れていたのだが。

「そういえば、詩春」

 二人で被らないように選んだお土産のお菓子を食べる子供達を見て、直は詩春を手招きした。

「何? 直くん」
「旅行中にお前が送ってきたキツネの画像」
「うん?」
「……ぶれまくってて何が何だか解らなかったぞ?」
「えっ、うそっ!」

 ほらっ、と直に見せられた画像は確かにぶれていて、真ん中当たりに辛うじて黄色い物体が見て取れるだけだった。

「シャッター押すタイミング、ズレたんだろ」
「ど、どうしよう私、松永さんにも同じの送っちゃった……!」
「送っちゃったものは仕方な……待て! いつの間にアイツとメアド交換してんだよっ!」
「だって茜ちゃんとか葵くんの事で困った事があったら、すぐに連絡出来るでしょ?」

 それだけなのに、直がどうしてこんな必死な顔をしているのか、詩春には解らない。
 直にして見れば、彼女の携帯に登録されている男の名前は自分一人でいいのに、と、独占欲と嫉妬が混じる。が、直の想いを知るどころか、気づきもしない詩春はきょとんとした瞳で直を見上げる。

「~~お前ってヤツはほんっと……」
「え? 何? あっ、私バイト行かなきゃっ!」
「ちょっ、待て詩春! まだ話は」

 壁にかけられた時計の時間を見た詩春が、用意してあったリュックサックを引っつかみ出掛けようとする。その腕を取ろうと直が伸ばした手は僅かに届かずに。

「帰ってから聞くー!」

 そうして詩春の姿はあっという間に玄関から消えて。その場に取り残された直は一人、盛大な溜息をついた。

「……直くん、詩春ちゃんに逃げられたの?」
「ああ!?」

 小さな子供の言葉をギロリと睨みつけて黙らせ、直は荒い足取りで部屋へと戻って行った。


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