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1.はじめに 原発について思うこと

東日本大震災と福島第一原発事故 目次

 【注意】
 あくまで私の覚書であり、記録です。個人的意見・愚痴も多々ありますので、それでも宜しい方のみお読み下さい。

 2012/01/14 追記あり。


 今まで福島(と言っても南の方ですが。原発まで直線距離で47kmでした)に住んでいる私には、原発は当たり前にあるものでした。生まれる前からあったものですし、「ああ、これが電気を作ってるんだ」と感心さえしていました。ですが小学校の時、遊びに出掛けた駅前で署名活動をしている人達がいたのを思い出しました。
 『原発反対!』と。その時には、何が何だかわからないまま署名をしましたが……今になってやっと、反対していた意味がわかります。

 地震さえ、津波さえ来なければ、きっと安全だったのでしょう。冷却装置も正常に動き、きっと今も、何の問題もなく稼働していたはずです。
 けれど、地震が来て、津波まで来て。冷却が出来なくなり、再臨界の恐れも出てきました。爆発してしまえば、地元のみならず、福島だけでもなく、東日本すべてが死の土地になってしまう。しかもその電力は福島がある東北で使うものではなく、関東のためのもの。関東に住んでらっしゃる方々を非難するわけではありません。現に、計画停電にご協力頂きましたし、電気が必要なことは解っているつもりです。

 しかし、福島県に今も残っている私達は、多大なる不安と、恐怖と戦っております。少しでもいい方向に向かうならまだしも、事態は悪化の一途を辿り、今でこそ小康状態を保ってはいますが、まだいつ爆発してもおかしくはありません。
 避難したくても、ガソリンが供給されなければ、受け入れ先が見つからなければ避難は出来ない。まして「自主避難」なんて、国の補償が全くない、「自己責任」です。避難するのが先になるか、原発に何らかの変化が起きるのが先か。その変化が安堵に繋がるのならいい、けれど報道は不安を煽るばかりです。
 3/24(木)。東京でも、水道水から放射性ヨウ素が検出されました。ですが、福島では既にあちこちから検出されており、「飲めない水」になっている地域もあります。
 我が身に降り懸かった途端に真剣になる報道の身勝手さに、そして、ここぞとばかりに水を買い占める方々に、私は怒りさえ覚えました。
 安全・安心を求めるのは、人として当たり前の感情です。それは解ります。
 でも、明らかに基準値を超えて水が飲めない地域もあるのに、とも思ってしまいます。
 私も、僅かとは言え放射性物質が検出されている水を飲みました(4/15時点では不検出となりましたが)。

 福島原発は、既に建設40年を数える、東京電力初の原発だったそうです。老朽化もあったはずなのに、政府はこの後、10年の延長を決めていたとの事。耐用年数を過ぎてもなお動かされる原子炉のうち、1、2号機がウラン燃料のみなのに対し、3号機は『MOX燃料』が使用されています。私が知っているのは、ウランのみを使用するよりも大変危険だということだけですが……それだけでも充分な脅威だと思います。

 福島の死亡者数が何故少ないか、理由をご存知でしょうか。被害がないわけではないんです。原発がトラブルを起こしたから、誰も行方不明の方々を探しに行けないから、少ないだけなんです。震災からどれだけの時間が経っていますか? それだけの時間、家族や身内の元に帰れていない「誰か」がいる。地震と津波だけ、原発とてすぐに廃炉が決定していたなら、助けられたかもしれない「誰か」がいる。
 生きている人達を救う為の立ち入り禁止なのは解っています。それでも、家族を捜す人は絶えません。

 現在、自衛隊や機動隊、東電の下請け会社の作業員、たくさんの方々が放水で、そして電源を復旧させる事で爆発を防ごうとして下さっています。
 どうか、見ない振りをしないでください。これは福島だけの問題ではないんです。予想外が起きてしまえば、全部の原発に起こり得ること。だからこそ、少しだけ考えてみてください。誰だって被曝なんかしたくありません。福島県民のみならず、日本で暮らす全ての方々がそうでしょう。
 けれど今、私たちの命と引き換えに、現地にいる方々が体に害はない程度とは言え少なからず被曝しています。今は健康であっても、何年、何十年後に何かの障害が残るかも知れない、病気になるかも知れない。それを解っていても私達福島県民は、彼らに頼るしかないんです。
 本当に、現地で作業して下さっている方々には頭が下がる想いです。
 せめて、この原発事故を他人事ではないのだと認識し、意識していただければと思います。
 それだけで充分です。専門的知識がなければ、自衛隊や消防、原子力安全保安院の話を信じて、祈る事しか出来ないのですから。
 そして、願わくば────。


 どうか、現地にいる方々が、無事にご家族の元へ帰れますように。
 福島の人々が、一刻でも早く安心できますように。

********************

 【追記 2012/01/14】

 震災から10ヶ月を数えた今、原発の冷温停止宣言も出され、当面の危機は回避したと言える、と政府は発表しました。しかし、私の地元ではヨウ素剤が再度配られました。以前貰ったものは、もう有効期限が切れるとの事で。
 それが示すのは……「万が一」がまた起こりかねないと言うことです。
 上記は、震災直後、私が原発への思いを書いたものです。編集しようかとも思いましたが、当時のまま掲載しました。
 何も解っていなかったからこそ書けたこと、あの時だからこそ書けたことです。
 未だに原発からは放射性物質が漏れ続け、風向きの関係で徐々に放射線量も高くなってきています。
 しばらくは、震災当時からの一言日記をまとめ、記事にしていきたいと思います。
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